韓国で学ぶベトナム人留学生、どこに多い? — 京畿・ソウルに次ぐのは慶尚北道・釜山・大田
法務部の留学生管理情報で見る広域自治体別分布:首都圏が27,730人で最多、しかし慶尚北道・釜山・大田など地方拠点も幅広く支える
Key Points
- 韓国で学ぶベトナム人留学生は全部で何人いて、全国のどこに散らばって暮らしているのだろうか。韓国法務部・出入国外国人政策本部の留学生管理情報(基準日2025年12月31日)によると、韓国に滞在するベトナム人留学生は合計108,099人である。このうち、登録情報上で学校の帰属が確認された人数を広域自治体(市・道)別に集計すると、ベトナム人留学生の居住・在学の地図が比較的くっきりと浮かび上がる。韓国留学を準備するベトナム人学生や保護者にとっては、「どの地域に同郷の仲間が多く、どの都市に大学が集中しているか」が、定住環境を見極める最初の手がかりとなる。 広域自治体別ランキング — 京畿・ソウルが二強、その後を非首都圏が追う 学校の帰属が確認されたベトナム人留学生の市・道別人数は次のとおりである。1位は京畿道(キョンギド/Gyeonggi-do)15,782人、2位はソウル特別市(Seoul)11,948人で、この2か所が圧倒的だ。それに続くのが慶尚北道(キョンサンブクト/Gyeongsangbuk-do)10,465人、釜山広域市(プサン/Busan)7,411人、大田広域市(テジョン/Daejeon)6,496人、忠清南道(チュンチョンナムド/Chungcheongnam-do)6,200人である。さらに全北特別自治道4,739人、大邱広域市(テグ/Daegu)4,126人、光州広域市(クァンジュ/Gwangju)3,976人、江原特別自治道3,609人と続く。 全17の広域自治体のランキング(人数)は以下のとおり。 1.
- 慶尚北道(Gyeongsangbuk-do) — 10,465人 4.

韓国で学ぶベトナム人留学生は全部で何人いて、全国のどこに散らばって暮らしているのだろうか。韓国法務部・出入国外国人政策本部の留学生管理情報(基準日2025年12月31日)によると、韓国に滞在するベトナム人留学生は合計108,099人である。このうち、登録情報上で学校の帰属が確認された人数を広域自治体(市・道)別に集計すると、ベトナム人留学生の居住・在学の地図が比較的くっきりと浮かび上がる。韓国留学を準備するベトナム人学生や保護者にとっては、「どの地域に同郷の仲間が多く、どの都市に大学が集中しているか」が、定住環境を見極める最初の手がかりとなる。
広域自治体別ランキング — 京畿・ソウルが二強、その後を非首都圏が追う
学校の帰属が確認されたベトナム人留学生の市・道別人数は次のとおりである。1位は京畿道(キョンギド/Gyeonggi-do)15,782人、2位はソウル特別市(Seoul)11,948人で、この2か所が圧倒的だ。それに続くのが慶尚北道(キョンサンブクト/Gyeongsangbuk-do)10,465人、釜山広域市(プサン/Busan)7,411人、大田広域市(テジョン/Daejeon)6,496人、忠清南道(チュンチョンナムド/Chungcheongnam-do)6,200人である。さらに全北特別自治道4,739人、大邱広域市(テグ/Daegu)4,126人、光州広域市(クァンジュ/Gwangju)3,976人、江原特別自治道3,609人と続く。
全17の広域自治体のランキング(人数)は以下のとおり。
1. 京畿道(Gyeonggi-do) — 15,782人 2. ソウル特別市(Seoul) — 11,948人 3. 慶尚北道(Gyeongsangbuk-do) — 10,465人 4. 釜山広域市(Busan) — 7,411人 5. 大田広域市(Daejeon) — 6,496人 6. 忠清南道(Chungcheongnam-do) — 6,200人 7. 全北特別自治道(Jeonbuk) — 4,739人 8. 大邱広域市(Daegu) — 4,126人 9. 光州広域市(Gwangju) — 3,976人 10. 江原特別自治道(Gangwon) — 3,609人 11. 忠清北道(Chungcheongbuk-do) — 3,379人 12. 全羅南道(Jeollanam-do) — 3,305人 13. 慶尚南道(Gyeongsangnam-do) — 2,578人 14. 仁川広域市(Incheon) — 1,164人 15. 蔚山広域市(Ulsan) — 522人 16. 済州特別自治道(Jeju) — 432人 17. 世宗特別自治市(Sejong) — 319人
首都圏 vs 地方拠点 — 「一辺倒」ではない
最も目を引く事実は首都圏への集中である。京畿道(15,782人)とソウル特別市(11,948人)を合わせると27,730人となり、学校の帰属が確認されたどの単一地域よりも厚い。両地域には雇用・生活インフラ・既存のベトナム人コミュニティが厚く形成されている点を考えれば、自然な流れだといえる。
しかし、このデータの本当の含意は「それでも首都圏一辺倒ではない」という点にある。首都圏のすぐ後を追う慶尚北道(10,465人)はソウルに迫る規模であり、釜山(7,411人)や大田(6,496人)、忠清南道(6,200人)といった非首都圏の拠点が、それぞれ6千〜1万人台と非常に大きい。つまりベトナム人留学生はソウル・京畿だけに集まっているのではなく、嶺南(ヨンナム=慶尚北道・釜山・大邱・慶尚南道)や忠清(チュンチョン=大田・忠清南道・忠清北道)圏域の地方拠点都市に幅広く分布している。留学先を選ぶ立場から見れば、選択肢が首都圏に閉じ込められていないことを意味する。
大田の事例 — 1校あたりの集中度が高い都市
地域ごとの規模だけでなく、「1校あたりの密集度」も定住環境を読む指標になる。代表的な事例が大田だ。大田広域市は12の大学に6,496人のベトナム人留学生が在学しており、単純平均では1校あたり約540人の水準である。人数ランキングでは5位だが、比較的少ない数の大学に留学生が集中しているため、学校単位で見ればベトナム人の仲間に出会う可能性が高い都市だといえる。同じ人数でも、複数の大学に薄く広がる地域と、少数の大学に厚く集まる地域とでは、体感する環境が異なる。生活費と定住環境を併せて考慮する留学生・保護者にとって、こうした「集中度」は実質的な参考点となる。
方法論 — 何を数え、何を除いたか
数値を解釈する際に、必ず押さえておくべき限定がある。第一に、この集計は在学ベースであり、新規査証(ビザ)発給件数ではない。すなわち、1年間に新たに入国した人数ではなく、基準日現在で韓国に滞在し学んでいるベトナム人留学生のスナップショットである。
第二に、上記の広域自治体別ランキングは、登録情報上で学校の帰属が確認された人数のみを対象としている。学校の帰属が確認されなかった21,648人(全体108,099人の約20%)は、市・道別の集計から除外した。したがって上記17の広域自治体の人数の合計は総数と一致せず、不明分の20%がどの地域に散らばっているかによって、実際の分布は一部変わりうる。ただし、確認された80%だけでも「首都圏が最多であるものの、慶尚北道・釜山・大田など地方拠点が厚い」という大きな構図は明確に読み取れる。
まとめ
基準日2025年12月31日、韓国に居住するベトナム人留学生108,099人の地図は単純ではない。京畿・ソウルの首都圏(27,730人)が頂点に立つが、慶尚北道(10,465人)・釜山(7,411人)・大田(6,496人)へと続く非首都圏の拠点が、それに劣らず韓国留学の一つの軸を支えている。留学先に悩むベトナム人学生と保護者に対し、このデータが伝えるメッセージは明確だ。韓国留学はソウル・京畿だけの選択肢ではなく、生活費・定住環境・1校あたりの集中度を併せて検討すれば、地方拠点都市が十分に合理的な代替案となりうる。
出典:韓国法務部・出入国外国人政策本部 留学生管理情報(公共データポータル data.go.kr、データ番号3069982)、2025年下半期、基準日2025-12-31、公共ヌリ(KOGL)第1類型。広域自治体別の集計は学校帰属が確認された人数ベースであり、不明分21,648人(約20%)は除外。在学ベース(新規査証発給ではない)。
FAQs
韓国で学ぶベトナム人留学生、どこに多い? — 京畿・ソウルに次ぐのは慶尚北道・釜山・大田 — What are the key takeaways?
1. 韓国で学ぶベトナム人留学生は全部で何人いて、全国のどこに散らばって暮らしているのだろうか。韓国法務部・出入国外国人政策本部の留学生管理情報(基準日2025年12月31日)によると、韓国に滞在するベトナム人留学生は合計108,099人である。このうち、登録情報上で学校の帰属が確認された人数を広域自治体(市・道)別に集計すると、ベトナム人留学生の居住・在学の地図が比較的くっきりと浮かび上がる。韓国留学を準備するベトナム人学生や保護者にとっては、「どの地域に同郷の仲間が多く、どの都市に大学が集中しているか」が、定住環境を見極める最初の手がかりとなる。 広域自治体別ランキング — 京畿・ソウルが二強、その後を非首都圏が追う 学校の帰属が確認されたベトナム人留学生の市・道別人数は次のとおりである。1位は京畿道(キョンギド/Gyeonggi-do)15,782人、2位はソウル特別市(Seoul)11,948人で、この2か所が圧倒的だ。それに続くのが慶尚北道(キョンサンブクト/Gyeongsangbuk-do)10,465人、釜山広域市(プサン/Busan)7,411人、大田広域市(テジョン/Daejeon)6,496人、忠清南道(チュンチョンナムド/Chungcheongnam-do)6,200人である。さらに全北特別自治道4,739人、大邱広域市(テグ/Daegu)4,126人、光州広域市(クァンジュ/Gwangju)3,976人、江原特別自治道3,609人と続く。 全17の広域自治体のランキング(人数)は以下のとおり。 1. 2. 慶尚北道(Gyeongsangbuk-do) — 10,465人 4.
What are the sources of this article?
법무부 / 공공데이터포털(data.go.kr), "법무부 출입국·외국인정책본부 유학생관리정보 (2025년 하반기)" (https://www.data.go.kr/data/3069982/fileData.do)
What government statistics are relevant?
세종대학교 외국인 유학생 4,345명 (2025H2); 대구대학교 외국인 유학생 2,433명 (2025H2). 출처: 법무부 출입국정보화센터 유학생관리정보 (data.go.kr 3069982).
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